[読書録]コンテンツの秘密 (川上 量生氏)

今年もはやあと残り1か月少しを残すところとしましたが、
ここにきて、2016年この本は読んで面白かったNO.1ランキングが更新されました。

「コンテンツの秘密」って、ドワンゴ会長の川上さんが書いた本です。

スタジオジブリの鈴木敏夫さんに従事し、宮崎駿氏のもとで仕え、今はドワンゴの会長職。


色々感じる部分が多すぎて、ここでは間違いなく書ききれないようなボリュームだったんですが、
本当に感じ学ぶ点がたくさんあった本です。


簡単に言うと、たぶん
”クリエイター”と”コンテンツ”と”脳”について書いた本です。


生み出す人たち、生み出されるもの、生み出される媒体。
それぞれが密接に関連しあって、良いコンテンツは出来上がる。

クリエイターの役割ってのは、本来的に人が思っているモノ感じているモノをひきだす事であり、
コンテンツとはその中身であり、
脳ってのはそれらを媒介する手段であるってこと。


面白かったのは、”脳”について。
思っている以上に、脳ってのは複雑だが単純であろうとして、物事を単純明快に理解しようとするものであるってこと。


人間は本来無意識に「左右対称」を好み、「1:1.618である 黄金比」を受け入れる。
脳の機能ってのは案外単純にモノゴトを把握することであり、
それゆえに「理解しやすい」「見やすい」「聞きやすい」モノってのは存在する。


それを形にするのがクリエイター。

完璧な理屈ですよね。感動しました。
「感性」で生きている次元の人たちも、このような理屈を積み重ねながら必死に考えている。


逆に、ホッとしました。
というのは、考えた結果の産物であり、閃き的に思い付きで、
あれだけのものを生産しているわけではないってことです。


理屈があって、経験があって、手段があって、技術的な壁があって、
一つのモノを作る。


この本を読んで、「クリエイティブ」な仕事って何だろうって一日中考えてしまいました。。
ただ、これはまた一つの仮設ですが、たぶん、0から1を生み出す作業じゃないと思うです。
「1たちを足し合わせて掛け合わせて10たまに100以上に」生み出す作業じゃないんですかね。



またまた脱線しがちでしたが、この本で感じたこと、学んだことを最後にまとめで。


脳は1番心地いいことをしようとする。
単純に物事をとらえようとする。
その物事の味方を、1番脳に心地い方法で表現しようとするのがクリエイターであり、
コンテンツはその手段であり、現実に見えるものではなく、無意識に脳が感じている潜在的な
感覚をひきだすものである。




PS
さっきまで、リアルタイムでテレビつけてたんですけど、
Nスペで「終わらない人 宮崎駿」って番組見てたんですけど、

人間の行動を機械的に表現し、痛みを伴わない前提でものすごく気持ち悪いが、機敏に動ける行動ってのを、
今日オススメした本の筆者 川上さんが宮崎駿氏にアニメ制作におけるCGの新次元として提案していて、
宮崎駿氏が「重い障害で体が自由に動かせない人たちに失礼だ。命に対しての侮辱だ。」って言い放ち、突き放しました。


感性と、理屈。
別にいうと、
感覚と、理論。

多分人ってのは、脳の機能以上に、心の感情で、判断しちゃうところがあって、
ある意味すべての合理性を否定し、逆にとてつもない可能性を秘めたものだと思います。



cool head but warm heart

ある経済学者の言葉ですが、考えさせられるフレーズですよね。
物思いにふけながら、秋とは言えない冬の夜を眺めに散歩してきます。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

WIPA

Author:WIPA
司法試験受験生。
転職活動中。
趣味は読書。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウント^^
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR