ラプラスの魔女

僕はあまり小説を読みません。
どちらかというと日頃から手に取る本はノンフィクションで、学問系の本だったり、ドキュメントだったりと。

今読んでいるのは、東野圭吾「ラプラスの魔女」です。

これにハマっちゃって。
昼休み通勤時間含めてここ2日間ずっと読んでます。
明日には読み終われそうなんですが、面白いですね。

社会科学の中で「複雑系」といった分野があります。
バタフライ効果、聞いた事ありませんか?
個人的に非常に興味深い分野です。

社会の中の相互作用、因果関係。
わかりやすくいうと あぁなればこうなる。
その導くまでの過程が大好きなんです。

アマゾンで以前購入しました。

『ヤバい経済学』
宣伝とかじゃなく、本当にこの本は面白いです。
(宣伝したところで広告料収入は0です・・・)

アメリカで犯罪数が低下した。その理由は「中絶が法律上認められるようになった」からだ。
この因果関係、説明できますか?

この本を読んだ時、僕は本当に感動しました。

もう2年も前ですが・・・。


社会の中で起こっている事って、意外と単純。
論理的作用の帰結。
こうなったので、あぁなっただけ。
バカみたいな陰謀論なんかなく、全てインセンティブの問題なんです。


ラプラスの悪魔ってのは、自然科学上「ものの理」を説明しようとした学者に対する、事後評価です。
時は18世紀。自然科学が解明されるに連れ、全ての原子の相互作用を理解し、かつそれぞれの行動様式を把握する知識があれば、未来に起こりうる全ての事は決定付けられる。って学説。
それは予測でもなく、前もって決定付けられた世界。
ロマンあふれる考え方ですよね。

ですが、そう簡単に上手くはいきません。
残念ながら現代でも、天気予報は外れて地震が来てもあとからスマホがうるさく鳴るだけ、です。

この考え方の社会科学バージョン、それがいわゆる「行動経済学」、インセンティブで語れる理論なのかな、なんて思ったりします。

人は意外と合理的で、その結果が今の社会。
集団を形成する個人は、集団の「在り方」で行動様式が決まる。



・何故朝、7時から9時頃の都心へ向かう電車は乗車率が高いのか?
→朝の通勤時間はどこの会社も似ているため

・何故平日19時に閉まる病院は閉店間際に駆け込む人がたくさんいるのか
→皆仕事終わってから来るため

・何故土日はどこの飲食店も売上が高いのか
→平均的なサラリーマンは土日が休みなため

って当たり前の話をしました。
では次。


・何故5月中旬、電車が空いているのか
→5月病になった大学生が家で寝ているから

・何故ディズニーはゴールデンウィークの次の休日が混むのか
→ゴールデンウィークは混むから次の週に、って考えている人が多いから

・何故出生率は低下しているのか
→一人暮らしの男性が増え、子供及び妻を養っていく余裕がないから
・何故一人暮らしの男性が増えたのか
→老人ホームが増えて、気兼ねなく介護されながらお世話される親が増えたから

・電車通勤する際、何故端から2両目の真ん中あたりのドア付近はいつも混んでいるのか。
→少し乗った先の、ターミナル駅で一番乗り換えがスムーズだから。


他にも色々思いついたりしてますが、覚えてませんw
でもありますよね、普段のなんとなくの「あれ、なんで?」に対して「そういうことか!」




自然の物理法則。
人の意思決定過程。

個人的には、全く同じものとは言えませんが、似てるものなのかな、なんて思ったりします。
Aを入力すればBが出力される。
その蓋然性が高い部分で、制度設計は構築されていくもの、だと思います。

(水曜日は定時退社の会社が多いので、こういったブログ更新の絶対数が平日の中で高い、なんて因果・相関関係があれば興味深いですねw)




梅雨ももう少しで明け。
おやすみなさいzzzzzzzzzzzzzzzzz
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Author:WIPA
司法試験受験生。
転職活動中。
趣味は読書。

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