内田樹さんの講演会

日曜日、三連休中日、尊敬する学者の内田樹さんの講演会に行ってきました。

街場の戦争論 (シリーズ 22世紀を生きる)街場の戦争論 (シリーズ 22世紀を生きる)
(2014/10/24)
内田樹

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この書籍の出稿講演会です。

今回のイベントで「ミシマ社」って知りました。
いい本ばかり出してる会社です、素晴らしい。

利益重視、とかじゃなくきちんと会社哲学を掲げてて、出す本選んでますね。
書籍一覧から見てもうかがえます→書籍一覧

講演会自体の内容としても、素晴らしかったですね。
僕も内田さんの本はだいぶ読んでいますし、彼自体の思想哲学も理解しているつもりです。
そんな事を述べてました。

端的いうと・・・
「個人ユニットで着目せず、組織で考える」って事ですかね。

内田さんは愛国主義者です、日本のさらなるステップアップを祈願しています。
ただ、ここでステップアップというのは経済発展とは違うかもしれない。

経済的な規模での向上ではなく、国民個人の「民度上昇」。
そして考え方としては、「民度の上昇」のためには「組織の発展」が必要。
逆説的ですがそういうアプローチをしているんですね。

つまり、共同体がヒトを育てるんであって、個人個人が競争の結果組織を秀逸なものにする、って考え方とは逆ですね。
「死者」とか「他者」って言葉を良く彼は使います。
「赤の他人」ひいては共同体あってこその個人
他人から承認を受けて個人として成長出来る。

逆説的ですが論理的な考え方ですね。

この文脈で、過剰な競争社会、そしてヒトの「数値化」について危惧します。

つまり、「その個人が個人として獲得してきた蓄積」よりも、「個人がこれから社会から獲得しうる可能性領域」。
着目する部分が逆なんですよね。

そもそも人を「商品化」し、「数値化」し査定する資本主義ってものを彼は嫌います。
「属人的」ってフレーズもよく使われますが、こうやって個人単位で査定すること自体ナンセンス、と思ってるんでしょうね。

でも僕は社会に競争は少なからず必要だと思います。
ただ、他人を蹴落とすような競争、それをすることにより制度上有利になる、そのようなインセンティブが働く、それは避けるべきですよね。

コミュニケ―ションの本質は贈与であり、それを積み重ねて「社会」単位では一つ上の層に「ステップアップ」することが出来ると思うんです。




僕個人としても考えさせられました。
「社会のために個人として何かする」というよりも、
「社会から還元され、その還元度を高めるためにも知的レベルを向上させる」
みたいな表現。
本質には似てますが、あくまでやっぱり個人は形作られるものであり、「社会を個人が変える」
ってのも違和感を感じてきました。


この点に関しては再度考えていこうと思ってます。
共同体。人と人との繋がり。
年内にもまた良い出逢いがありますように。

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司法試験受験生。
転職活動中。
趣味は読書。

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