"Excuse"

今日体験した、出来事。

電車に乗っていました。
東京メトロ。
土曜日の午前中、閑散としている車内。

ある駅に停まって、さらに人が降りていきました。
座れるスペースもだいぶ空いて、外国人の家族(中東アジア風)4人が、
バラバラに座っていたみたいですが集まってきて横一列に座りました。

ふとお父さん、家族の写真を撮りたくなって、反対側の座席に移動し3人をスマホで撮りはじめました。
空いている車内なので少しポーズを取りながら、少し盛り上がりながら。


するとその近くに座っていたおばちゃんが、煩かったのか、
舌打ちをしながら遠い席に移動していきました。
その家族はそのおばちゃんの背中を見ていました。
お父さんのスマホはカメラ機能のまま。

お父さんも困ったな、みたいな顔をしたその時、近くに座っていた
20代後半くらいに見えるサラリーマン風の青年がイヤホンを外し、
お父さんに「take a picture , OK」といってスマホを自分に預けるよう、ジェスチャーしました。
あんまりうまくない英語でw

お父さんは笑顔になり青年にスマホを預け、ダッシュで家族3人の横に座り、
家族みんなが「thank you」って言いながら写真を撮られて、
青年は照れ臭そうにスマホを返して、「yeah , ok」みたいなぎこちない返事をしながら
またイヤホンを耳にあて、次の駅ですぐに降りていきました。
ほんの少し、ドヤ顔になっていたような気がします。




ただ、その青年は、後から後悔しました。
何で、もっと気の利く言葉を言ってあげられなかったのか、と。
最後に良く分かんない「yeah , ok」じゃなくて、「you 're welcome. Enjoy your trip!」くらい、喋れるようになれよ、って。



・・・
っていう話です。

『公共空間』では色んな人の想いが絡み合います。

以前twitterで見たんですが、はっきり覚えていないのでこんな感じの意見。
「バス内で子供大泣きしてて全然鳴き止まなくて、鳴き声がバス内にずっと響いてて、
そしたら近くに座っていたおばちゃんが「元気があってイイネ」って言って、
つまりそれは『私は少しも気にならないよ』っていう意思表示と同時に周囲の皆への牽制」


どうですかね?
なんていうんですかね、
excuse (許しあい)、 承認行為。



それで社会って成り立っているんですね、たぶん。




僕自身も、確かにたくさんビール飲んだ次の日の出勤は、トイレへ駆け込むときもあり、
通勤時肩ぶつかってもそれどころじゃなくて無視して走り去る自分もいる気がしますw


嫉妬、妬み、怒り、憎悪。ネガティブな感情は日常生活でいやというほど生まれてきます。
しかしそれを第三者が否定する、そんな仕組みもあるわけです。

一つの発言で、一つの行動で、
周囲の皆の感情が「+」になる瞬間ってのがあるわけです。


「僕はあなたを許します」
日本語で言うと恥ずかしい言い方ですがw
たぶん英語の"excuse"って感覚ですかね。


許し、許す方へ導かれる。

隔離されつつある社会の中で、これって多分、
これから一番重要なポイントになってくる気がします。



許す、承認。
この言葉について、そして社会とのかかわり方について、考えている自分がいます。
分かるようで、わからない。
もっとたくさん、本読まないと。
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「暇と退屈の倫理学」國分功一郎 読書録

またまた素晴らしい本に出逢ってしまいました。

読書メーターに登録するとき、思わずお気に入りの本棚に追加しちゃいました。

それがタイトルの本。
この本。

いやぁ本当に素晴らしかった。
何が一番かというと、読み終わっても釈然としない感覚。
分かったようでわからない。
仮説を投げかける。
一見「退屈と付き合う」ってテーマなので身近な問題なのかな、
なんて思ったりしてましたが、ディープな哲学ですね。

考えさせられました。
非常に。




こういう類の本の素晴らしさは、人それぞれで感想が違う点だと思います。

正解がない。
100点を取ろうとするとミスリードする。

そんな前提で僕の感想を。


端的に言うべきじゃないと思いますが、
あえてこの本の感想を端的に述べると、
『人間の考えるまでの過程』を表した本だと思います。


つまり、
ある物事に触れて考える。
そんな時系列の次元ではなく、
物理的な問題でもなく、
『意思決定させられて考えさせられて意思決定させられる。』
この繰り返し。

これは、【暇と退屈】な時間を過ごす上のと一つの共通因数があり、
それは心の余裕。

何を考え何を為そうとするか、そして何の為に。
何がそれを導くのか。

難しい問題ですw


自分でもよくわかりませんし。。。




ただ、関連して「時間との付き合い方」って部分で考えさせられました。
時間的な意味での「暇」「退屈」って感覚は、ここ4,5年ほど感じた記憶はありません。

常に忙しく・・・とは言えませんが、バタバタ、なんかしてると思います。
出来ればブログも毎日書きたいですし、本一日一冊読みたいですし、毎日何かしらの試験勉強もしたいですし・・・。


時間的な意味での「暇」「退屈」って言葉と、そうじゃない「暇」「退屈」。
筆者は使い分けていました。


時間に余裕があるか、だけでなく
心に余裕があるか。
脳に余裕があるか。



そうなんですよね。
仕事ばっかりしちゃってたら、それこそ仕事人間になっちゃう。
いかに多角的に深く考えるか。
(この本の趣旨をくみ取れば)考えさせられるか。
なんて言い方ですかね。




自分のモノゴトの考え方。
その姿勢。
使い方。

たくさん、勉強になりました。
ありがとうございました。

社会で生きるって[読書録]

個が集団を作り、集団が個を規定する。
なんて厳かなフレーズ。


今、ある本を読んでいます。
この本。

多分、今まで僕が読んだ本の中で一番、”良い”本。


”良い”本。僕にとって。
僕がずっと考えてきたことを言葉で表現している本。
色んな言葉で、1つの形を表している。
様々な角度から1つの問題を提起している。
そして、これらの散りばめられた言葉たちを、決して簡単に分かりやすい一言で表そうとしないこと。
全て、自分が感じてきた事たちで、言葉で表現したかったもの。




「社会」って言葉は、今までの僕のブログにも比較的多く登場してきたと思ってますが、
そしてこれからも「社会」について考えるのがこのブログなのかな、なんて思ったりもしてますが、
「社会」って本質的に複雑なものなんですね。


一行目に戻りますが、集団と個人。
その関係性で鶏卵ではないですが作り作られ規定し規定されるもの。
それが今の僕たちだと思うんです。


個は個。
はいはい自己責任。
そんな教養の低い考え方を、決して知性は許しません。

個人では何も出来やしない。
善良な市民。
ただ、その善人たちが集った集団で、ある「たか」が外れたとき、
一般的に到底考えられないような組織が生まれてくるんだと思います。
まさに紙一重。

上に書いた本はそんなテーマが中心です。
そう、オウム真理教。
何故オウムが生まれたんだ?
極悪非道な集団。悪人。
そんなレッテルを貼る愚かさ。
自分たち善良な市民と彼ら極悪人の違い。




今更ですがこのブログのタイトルは「リベラルアーツとは」です。
当初は学問的な意味を込めて名付けましたが、
今では知性のある考え方、そしてそれを求める姿勢。
その姿勢を身に着けたいため、ここで再定義したいと思います。




今日のこの記事は、文脈的にも意味が良くわからないと自分で思っています。
断片的に言葉を繋いだだけ。繋げてもいない部分もあるし。
ただ、この「自分でもよくわかっていない」部分ってのを非常に大切にしようと思っています。

知性、教養、創造力。
それって何でしょうか?

最近の読書

もともと僕は小説をあまり読みませんが、ここ1ヶ月ほど、かじりつくように読んでいます。

そして並行して、仕事のストレスも非常に大きく感じていることに気づきました。。

多分、無意識に、そのストレス発散される場所として、「小説」を身体が欲していたのだと思います。

今までほぼノンフィクションばかり読んできた自分にとって、ここまで小説を短期間に読みこんだのは初めてです。
(参考→読書メーター

年もそれなりにとってきて、社会人としても揉まれ慣れて(!?)、辛い時もあり悲しい時もあり楽しい時もあり
色んなコトを経験して、僕の人生の考え方が変わってきて、
その結果小説を読むことに空き時間を費やすようになっていました。
そんな自分がいることに気づきました。


今まで僕が読んできた本は純粋に物事を「知る」本だったような気がします。
学問に関する本であったり、新書であったり。

そして今おそらく自分の中で欲している感覚は、小説を読み終わった後の「重い感覚」です。

重松清。「疾走」を読んでどっぷりハマった気がします。
通勤時間に読み終わり、仕事をしてまた新しい小説を読み始める。

仕事ばっかりして嫌になりそうなとき。
非日常な体験を簡単に出来る手段、それが読書であり小説を読むことなのかな。
なんて思ったりしてました。

特に、引っ越しを控えていて、出来るだけ荷物も減らしたいので、
たくさん読んで、読み終わったものは実家に送ったりしようとしています。

ここ1ヶ月でも図書館で本借りてきているのに、新しく10冊以上購入しちゃったので積読状態です。

明日も休み。
たくさん読んで
色々感じて
出来ればここに記し

様々な世界を知り、感性豊かな人間になりたいです。

プロフィール

WIPA

Author:WIPA
司法試験受験生。
転職活動中。
趣味は読書。

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