中島らもにハマッて、本をたくさん読んで少し考えた

中島らもに、ハマりました。
ガダラの豚を読んで衝撃を受け、
今夜、すベてのバーでを読んで世界観にどっぷり浸り、Wikiを見て死んじゃった人だとわかりまた衝撃を受けました。
なんか、壮絶な人生ですね、本当に。
死してなおここまで影響を与える力。
これは本の素晴らしい特徴の一つであり、受け継がれるべき知性だと思います。


それはそうと、中島らも氏は簡単に言うとものすごい量の薬を飲みながら、多量のアルコールを摂取し、
なおもそのハイな状態で小説を書き、飲みすぎて酔っぱらって階段から落ちて亡くなった人です。

らも氏の小説の世界観にはどっぷりハマッてしまったんですが、決して僕自身が薬したいとか(笑)、
アルコール大好きすぎてヤバいとかでもなくて、惹きこまれるのはその「異次元」感です。

実は僕もブログ書いているときはだいたい泥酔してて、あとから読んで本当に恥ずかしいような内容だったりも
あるわけで、リアルタイムも今ビール3本目を開けたところで気持ちよくなっているところで、
そんな状態って一体何だろうって考えるわけですよね。


ちょっと酒が入ってハイになってる状態、つまり”おかしい”状態なんですかね、ということは正常があって、
この異常状態は否定されるべきなんですかね。
らも氏も小説で語っていますが、酒を飲んで薬を打って、その状態で”考えれる”ことが出来た人、だったんです。

さっきの言葉を使うと異常な状態でこそちゃんと考えることができた、逆説的だがそんな人だったんです。
これは、たぶん彼だけじゃないと僕は思います。

潜在的に考えている部分思っている部分不満欲求、すべてが
ある種のハイなときににじみ出てくるものだと思います、人というのは。
とっても主観的で何の根拠もないんですが、多分歴史に名を残す人たちってのは
この『ハイな状態(≒異常状態)』を保つことが出来た。それゆえに超人的なパフォーマンスを残せた。
そんな現象って、ある気がしませんか。


たまに、ありませんか。すべてを投げ出して、どこか遠く海の見える丘へ行きたい気持ちw
ちょっと具体的過ぎてこれは僕だけしかもしれませんが、多分社会人になって、いろいろ仕事でもまれて、
「おかしくならない人」が異常なのかもしれません。

本当に何のためにやっているんだろうって不満がある仕事を淡々と家庭のために
こなすお父さん、これって正常なんですかね。

たまにはおかしくなっても良い、すべてを許容する世の中だったら、過ごしやすいですね、
決して僕が緊急事態に直面してる訳でもありませんが、なんか、毎日塗りつぶしていく日々が急に憂鬱になってきたので、
つらつらと書いてみました。

ある意味ちょっとどこか遠くに『イッてこれて』、さっぱりして現実世界に帰ってこられる人が
最強だと思いました。大人になるってのは、こうやってタフさを理解していくことだとも思いました。



スポンサーサイト

[読書録]コンテンツの秘密 (川上 量生氏)

今年もはやあと残り1か月少しを残すところとしましたが、
ここにきて、2016年この本は読んで面白かったNO.1ランキングが更新されました。

「コンテンツの秘密」って、ドワンゴ会長の川上さんが書いた本です。

スタジオジブリの鈴木敏夫さんに従事し、宮崎駿氏のもとで仕え、今はドワンゴの会長職。


色々感じる部分が多すぎて、ここでは間違いなく書ききれないようなボリュームだったんですが、
本当に感じ学ぶ点がたくさんあった本です。


簡単に言うと、たぶん
”クリエイター”と”コンテンツ”と”脳”について書いた本です。


生み出す人たち、生み出されるもの、生み出される媒体。
それぞれが密接に関連しあって、良いコンテンツは出来上がる。

クリエイターの役割ってのは、本来的に人が思っているモノ感じているモノをひきだす事であり、
コンテンツとはその中身であり、
脳ってのはそれらを媒介する手段であるってこと。


面白かったのは、”脳”について。
思っている以上に、脳ってのは複雑だが単純であろうとして、物事を単純明快に理解しようとするものであるってこと。


人間は本来無意識に「左右対称」を好み、「1:1.618である 黄金比」を受け入れる。
脳の機能ってのは案外単純にモノゴトを把握することであり、
それゆえに「理解しやすい」「見やすい」「聞きやすい」モノってのは存在する。


それを形にするのがクリエイター。

完璧な理屈ですよね。感動しました。
「感性」で生きている次元の人たちも、このような理屈を積み重ねながら必死に考えている。


逆に、ホッとしました。
というのは、考えた結果の産物であり、閃き的に思い付きで、
あれだけのものを生産しているわけではないってことです。


理屈があって、経験があって、手段があって、技術的な壁があって、
一つのモノを作る。


この本を読んで、「クリエイティブ」な仕事って何だろうって一日中考えてしまいました。。
ただ、これはまた一つの仮設ですが、たぶん、0から1を生み出す作業じゃないと思うです。
「1たちを足し合わせて掛け合わせて10たまに100以上に」生み出す作業じゃないんですかね。



またまた脱線しがちでしたが、この本で感じたこと、学んだことを最後にまとめで。


脳は1番心地いいことをしようとする。
単純に物事をとらえようとする。
その物事の味方を、1番脳に心地い方法で表現しようとするのがクリエイターであり、
コンテンツはその手段であり、現実に見えるものではなく、無意識に脳が感じている潜在的な
感覚をひきだすものである。




PS
さっきまで、リアルタイムでテレビつけてたんですけど、
Nスペで「終わらない人 宮崎駿」って番組見てたんですけど、

人間の行動を機械的に表現し、痛みを伴わない前提でものすごく気持ち悪いが、機敏に動ける行動ってのを、
今日オススメした本の筆者 川上さんが宮崎駿氏にアニメ制作におけるCGの新次元として提案していて、
宮崎駿氏が「重い障害で体が自由に動かせない人たちに失礼だ。命に対しての侮辱だ。」って言い放ち、突き放しました。


感性と、理屈。
別にいうと、
感覚と、理論。

多分人ってのは、脳の機能以上に、心の感情で、判断しちゃうところがあって、
ある意味すべての合理性を否定し、逆にとてつもない可能性を秘めたものだと思います。



cool head but warm heart

ある経済学者の言葉ですが、考えさせられるフレーズですよね。
物思いにふけながら、秋とは言えない冬の夜を眺めに散歩してきます。

読書録 「社会を変える」を仕事にする

はっきり言って、ノンフィクションというかドキュメンタリーというか自叙伝的な本を読んで、
泣いたのは初めてのような気がします。

そこまで、インパクトがあり、感銘を受け、考えさせられる一冊でした。

「病児保育」問題を解決するための、社会起業家としての筆者の生きざま、経験を書いたものですが、
「成功の裏には努力があるんだな」って言葉を薄っぺらく感じるくらい、
深く真剣に考えて、行動してきたその姿勢について、感激しました。

僕も恥ずかしながら、なんとなく「社会を良くするってどんなことが出来るんだろう」とか考えてみたりはしてるんですが、
はっきり言ってそのレベル。
具体性に欠ける。
とりあえず何かしたい。
考えてみる。

そんな浅い考えしかもっていません。正直。


ただ、興味深かったのは、筆者・駒崎弘樹氏は、まず「病児保育」問題を解決しようとしたのではなく、
まず「NPO」という形を選んでから、そして社会的問題の一つである「病児保育」を選んだこと。

この順番は非常に大切なような気がします。


ちょっと前の記事
でも書きましたが、稼げる力を持ってる人が非営利事業を営む。
これって、”合理的”ですかね?

多分、これが合理的とみなされる社会は遠くないうちに来ちゃって、
っていうかこの考え方を採用せざるを得ない限界まで社会は進んでしまって、
逆に言うと「行政」「起業」だけの力じゃ社会はもたくなると、僕は思います。


この利他的な行動こそが合理的だ。

それが叫ばれる日はまさにこの筆者たちによって作られるようとして、
それに頼るしかない社会はすぐに来る、そんな気がします。



虫唾が走る って言葉は僕自身あまり使いませんが、ただ、この本を読んでて、
数々の行政(公務員)の対応については、はっきり言って虫唾が走りました。


「あなたがNPO活動してこっちはたくさん電話を取らなきゃいけないから迷惑だ」的な
発言をした係長は、はっきり言って公務員失格です。
正直驚きました。
地域住民の窓口を行ってる職員が、この態度は許せない。

他に必死に働いてる公務員に対して失礼だし、
一人のせいで”公務員”全体の信用は失墜するんだなと思いました。




僕個人的にも、「稼いだら勝ち」っていう発想はあまり好きじゃありません。
経済格差も広がりビジネスでも投機的な事業が行われる。
金じゃなくて、肩書きでもなくて、考え方、ロマン、人そのもの。

読書録からはかけ離れましたが、
この本は読んでよかったです。おすすめします。
「社会を変える」を仕事にする: 社会起業家という生き方 (ちくま文庫) 駒崎 弘樹著 

疲れた時にはたくさん本を読んだり

一応趣味聞かれたときに読書って言ってるレベルに読書は好きで、定期的に本は読んでいます。

読書メーターやってて、
読んだら更新はしてるんですけど、改めて見返すと、記録をつけ始めて5年弱。
一日平均は0.5冊ほど。
2日で一冊になって、昔に比べればだいぶ減った事に気づきました。

で、なんか、気が病んでる時って、小説って凄い栄養剤になるんですよね。
もう、本当に仕事が嫌になったとき、だいたい読むのは小説ですよねw

なんか、現実逃避に最適というとか、逃げる先は、僕にとっては本の世界であったりします。

ノンフィクションは、それはそれで学ぶことは多く、とっても勉強になります。
でも、それだけじゃ足りないってことに、今頃感じるようになってきました。

今週末では、
MISSING
とか
舟を編むを読みました。


良い本ってのは、世界が拡がりますね、本当に。
今自分が生きている世界、考えている領域、視える空間ってのを、
ことごとく否定するもの。
それが小説だと思います。

「仕事ばかり考えなくて良いじゃん、そんなに力まなくても。
こんな考え方も生き方もあるし気楽にいけばいいと思うよ」ってのを提案してくれる媒体。


本当に助かってる感はありますね。
特にこの一週間は、風邪で倒れていたこともありw

こうやって、”思考の次元”を変える事って、物凄く重要な気がしますね。

いつもいる着地点と違う舞台で”考える”。
ちょっと旅行行きたくなるようなあの感覚。

少なくとも、人間ってのは、”変わらず”を是としながらも、”非日常”を感動する、そんな我儘な生物だと僕は思います。
いつもと同じが楽ですが、たまには違う感覚を欲する。

こうやって考えると、何が正解で何のために何をもって生きているか本当にわからなくなりますね。

僕自身も、体調が回復してまた明日から本腰入れて勉強するぞって気合はようやく戻ってきました。

生活する”次元”ってのを意識的に変える。
それがサラリーマン的なリフレッシュであって、栄養補給であって、スタミナ回復であって。


あと、個人的にめちゃくちゃ好きなのが、
たまに乗る新幹線の中。
ボーっと窓越しに景色を見ながら、無意識に色々考えてる。
こういう無意識にボーっとできる場所ってのも、生活するには必要な場所、な気はしますね。


もう少し小説を読んで、日曜の夜を噛みしめながら、寝るとします。
良い夜を。

「暇と退屈の倫理学」國分功一郎 読書録

またまた素晴らしい本に出逢ってしまいました。

読書メーターに登録するとき、思わずお気に入りの本棚に追加しちゃいました。

それがタイトルの本。
この本。

いやぁ本当に素晴らしかった。
何が一番かというと、読み終わっても釈然としない感覚。
分かったようでわからない。
仮説を投げかける。
一見「退屈と付き合う」ってテーマなので身近な問題なのかな、
なんて思ったりしてましたが、ディープな哲学ですね。

考えさせられました。
非常に。




こういう類の本の素晴らしさは、人それぞれで感想が違う点だと思います。

正解がない。
100点を取ろうとするとミスリードする。

そんな前提で僕の感想を。


端的に言うべきじゃないと思いますが、
あえてこの本の感想を端的に述べると、
『人間の考えるまでの過程』を表した本だと思います。


つまり、
ある物事に触れて考える。
そんな時系列の次元ではなく、
物理的な問題でもなく、
『意思決定させられて考えさせられて意思決定させられる。』
この繰り返し。

これは、【暇と退屈】な時間を過ごす上のと一つの共通因数があり、
それは心の余裕。

何を考え何を為そうとするか、そして何の為に。
何がそれを導くのか。

難しい問題ですw


自分でもよくわかりませんし。。。




ただ、関連して「時間との付き合い方」って部分で考えさせられました。
時間的な意味での「暇」「退屈」って感覚は、ここ4,5年ほど感じた記憶はありません。

常に忙しく・・・とは言えませんが、バタバタ、なんかしてると思います。
出来ればブログも毎日書きたいですし、本一日一冊読みたいですし、毎日何かしらの試験勉強もしたいですし・・・。


時間的な意味での「暇」「退屈」って言葉と、そうじゃない「暇」「退屈」。
筆者は使い分けていました。


時間に余裕があるか、だけでなく
心に余裕があるか。
脳に余裕があるか。



そうなんですよね。
仕事ばっかりしちゃってたら、それこそ仕事人間になっちゃう。
いかに多角的に深く考えるか。
(この本の趣旨をくみ取れば)考えさせられるか。
なんて言い方ですかね。




自分のモノゴトの考え方。
その姿勢。
使い方。

たくさん、勉強になりました。
ありがとうございました。

プロフィール

WIPA

Author:WIPA
司法試験受験生。
転職活動中。
趣味は読書。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウント^^
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR